ソニーエナジーテック、リチウムイオン蓄電池を発表
今日では、リチウムイオン電池の誕生に様々な説が創り出されているが、真相は唯一つ、リチウムイオン電池は1990年2月14日に(株)ソニーエナジーテックから初めてリチウムイオン蓄電池という名で報道各社へ発表されて誕生したのである。その証拠に、それ以前のいかなる学術論文、学術講演、特許公報等にはリチウムイオン電池という名の電池は誰にも見出すことはできない筈である。
上記発表で配布された資料は今でも残されている
1頁目には“各方面にサンプル出荷を開始すること”、2頁目には“当社内に小型セル(直径14mm~20mm)用の月産10万個の生産設備を完成したこと”が明記されている。つまり、(株)ソニーエナジーテックのリチウムイオン電池の開発と実用化は1990年2月14日の時点で、ほぼ実現されていたわけである。
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