(株)ソニーエナジーテックによる独自の開発
(株)ソニーエナジーテックが独自に誕生させたリチウムイオン電池は、最初は特性を優先させて、負極にCarbonを使用し、正極のLiaMO2としてはLiCoO2を使用するLCOタイプで実用化を進め、1994年6月現在でリチウムイオン電池の累計生産数が1300万セル以上に達した。その結果、当時のリチウムイオン電池はイコールLCOタイプであった
そのため、正極材にLCOを使用する提案そのものが、或いは正極にLCOを使用して負極にカーボンを使用する電池の提案が、恰もリチウムイオン電池誕生の最大のカギとなったかのように、リチウムイオン電池の誕生の真相が塗り替えられてしまったのだろうか。
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